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JAPAN SHOP 2021

JAPAN SHOP 2021ブース全体

2021年3月9日~12日 東京ビックサイトにて「JAPAN SHOP 2021」の出展をいたしました。
今年は新型コロナウイルスの影響で開催規模が縮小されたような状況でしたが、従来以上に熱い注目をいただき大変感謝しております。
このような時期にもかかわらずご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

見て少し触っただけでは詳細の分かりにくいものも多かったかと思います。
今回出展しました各造形の簡単な展示内容の説明をさせていただきたいと思います。

キリン造形

弊社が通常使用している屋外用和紙調表面幕(さらし)に、さらに積層インクジェット出力を加えて、雲竜和紙を再現。
骨組は4~6mmの鉄筋を手曲げ加工により製作しています。鉄筋幕造形の難度の高い作品になっています。

屋外用和紙調表面幕(さらし)は弊社オリジナル製作の表面幕です。







ステンドタワー(和紙面)

専用フレキシブルシート(透明)をベースに利用。積層インクジェットの塗り分けにより、和紙柄模様の部分と透明度の高い部分を同時に出力しています。
透明部分にはうっすらと青海波の和模様が浮き出るようクリアインク層を設定しています。


今回のステンドタワーのフレームはNCカットした鉄板により基本的な形状を設定しています。(タワー側面)
正面に当たる部分は厚みのあるフラットバーを側面フレームにあわせて曲げています。
これらのフレームによりしっかりとした強度を確保しています。

ステンドタワー(内側)

ベース生地に「透明ターポリン」を使用しています。透明ターポリンは板面の面積が大きな造形や高い強度を必要とするときに使用します。
透明ベースの基材に糸が入って強化されたターポリンは高い強度を実現します。(透明ターポリンは防炎認定の表面幕になります)
積層インクジェットを厚めに施し、表面のコーティングも行っています。光沢感とツヤ感が強めに出ています。白インク層も多めに出力しているため透明感は控えめになっています。

ステンドタワー(ステンドガラス面)

こちらも同じくベース生地に「透明ターポリン」を使用しています。白インク層を極力薄く(もしくはナシに)することにより透明感が増しています。
クリアインク層を厚めに設定することにより表面に凹凸感が出ています。クリアインク層は表面の質感を担当しますので、本来のターポリン生地にはない表面の雰囲気・質感を実現しています。


社名板(和紙調表面幕)

和紙調表面幕(さらし)に様々な和紙模様を積層インクジェット出力しています。インクジェット出力による製作のため、表面柄の変更も自由自在です。
文字もすべて一体でインクジェット出力しています。
文字の周囲はインクジェット出力を行なわず元の生地のままとして、光の透過が良くなるように処理しています。

置き行灯(和紙柄)

和紙調表面幕(さらし)に和紙模様を積層インクジェット出力しています。画像では分かりにくいですが、この和紙柄は表面の凹凸感を含め質感の再現も行なっています。
テスト用として各面ごとに和紙柄を変更しています。

弊社の表面幕は溶着という手法で貼り合わせを行なっています。
<和紙柄>+<ステンドガラス風>といった異なった表面幕を貼り分けることが可能です。

フレームは4.5mmの鉄板をNCカットしたフレームになっています。


屋外用鉄筋提灯(規格製品)

屋外用鉄筋提灯は弊社の規格製品のひとつです。鉄板NCカットにより製作された量産品になります。

通常は「屋外用和紙調表面幕(さらし)」を表面幕にそのまま利用していますが、展示会ではサンプルとして雲竜柄を出力しています。
規格製品への積層インクジェット出力は別途ご相談ください。(基本的には文字入れのインクジェット出力による別注製作と同じ扱いになります)

弊社規格製品につきましては別サイト(www.okugai-chochin.com)をご覧ください。

スタンドライト(オレンジ・ステンドちょうちん)

ちょうちん造形専用フレキシブルシート(透明)をベース生地に利用。ガラス調の透過性の良い処理を行っています。ツヤコーティングを仕上げに行っています。
骨組は4~6mmの鉄筋を手曲げ加工により製作しています。(形状的にはNCカットによる骨組切り出しも可能)

専用フレキシブルシート(透明)は防炎認定の表面幕です。
ちょうちん造形専用フレキシブルシート(透明)は弊社オリジナル製作の表面幕です。

スタンドライト(ブルー・ステンドちょうちん)

こちらも同じく専用フレキシブルシート(透明)をベース生地に利用。ガラス調の透過性の良い処理を行っています。ツヤコーティングを仕上げに行っています。
骨組は4~6mmの鉄筋を手曲げ加工により製作しています。(形状的にはNCカットによる骨組切り出しも可能)

スタンドライト(茶模様)

表面幕に「透明ターポリン」を使用したスタンドライト。

ベースとなる「白インク層」、デザインを決定する「カラーインク層」、表面の質感を表現する「クリアインク層」の3層を用いた積層インクジェット出力となっています。

白インク層の調整により、光の透過具合をコントロールできます。白インクの配分によりゴムのような不透明感や透けて見える透明感を実現します。

茶模様スタンドライトは比較的白インク層多めの設定になっています。


スタンドライト(ステンドちょうちん・置き行灯型)

表面幕にちょうちん造形専用フレキシブルシート(透明)を使用しています。表面のブルーの模様にあわせて白インクの量も調整しています。
色の濃い部分は白インクも少なめに設定し、光の透過を押さえています。色の薄い部分は白インクも少なめに設定し、光の透過も良く、透け感が出るように調整しています。

ビール提灯

規格提灯の骨組にちょうちん造形専用フレキシブルシート(透明)を使用しています。
白インク層を少なめとし、ジョッキのような透明感を演出します。

スタンドライト(ワインボトル・ステンドちょうちん)

ワインボトルの形状でスタンドライトを製作しました。
ビール提灯と同じくちょうちん造形専用フレキシブルシートを利用しています。
骨組はNCカットで製作しています。回転体形状の造形はNCカットがしやすいため、比較的安価な製作コストになります。

文字(ラベル)部分はボトルと表面と同時にインクジェット出力しています。
ボトル瓶の部分とラベル部分では白インクの量を変えています。ボトル本体は白インク少なめで透明感を出し、ラベル部分は少し白を多めにして不透明にしています。

スタンドライト(ランタン型・ステンドちょうちん)

ワインボトルと同じく、ちょうちん造形専用フレキシブルシートを使用しています。
白インクをほとんど使っていないため、透明感がよく出ています。

本物のガラスでは表現の難しい曲面も幕造形では簡単に実現ができます。
破損しても破片が飛散することがありませんので、安全面でも有利です。

花の造形(ステンドちょうちん)

構成部材はNCカットしたスチール骨組とちょうちん造形専用フレキシブルシートの組み合わせになります。

ほかの展示造形と違い、平面による造形となっています。スチール骨組に表面幕を直接貼り付けています。
周囲を完全に幕で覆う立体の幕造形と比較して、平面造形は比較的安価な製作が可能です。

イルミネーションなどでの利用に最適です。

花と蝶蝶(ステンドちょうちん)

こちらも同じくNCカット骨組+専用フレキシブルシート(透明)の組み合わせとなります。
NCカットで製作する骨組は、入稿されたEPSデータをそのままカットに利用するためデザインの再現性が高くなります。

こちらの花は底部に光源を仕込み、花びらへ照らし上げる手法をとっています。

サンプルパネル(富嶽・ステンドちょうちん)

富嶽三十六景をガラス調にアレンジしたパネルになります。表面幕は「ちょうちん造形専用フレキシブルシート(透明)」になります。
積層されたインクにより表面や輪郭に凹凸感が出ています。表面をクリアコーティングし、透明感とツヤ感を出しています。

フレームは蒔絵風の散らし吹き塗装を施しています。

サンプルパネル(ステンドグラス)

ステンドグラス風のイラストデータをステンドグラス調に仕上げました。
表面幕はちょうちん造形専用フレキシブルシート(透明)を使用。ガラスでは調整の難しい光の透過度を白インク層により調整しています。
黒い縁はインク層を増量し、盛り上げる形で凹凸感をつけています。

サンプルパネル(雪景色)

白インク層による光の透過度変化を実験しています。
白インクにより透明度が変わり、点灯時に透過度の違いによる遠近感が出ます。
消灯時には背面の白インク層の影響が少なくなるため、雪模様が見えにくくなります。点灯時と消灯時で違った表情を見せることができます。